週末散歩

【週末散歩】ファンタジーアート展に行って120万の絵を売りつけられそうになった話

ファンタジーアート展を知っておりますでしょうか。おそらくファイナルファンタージ(以下、FF)シリーズのキャラクターデザインが代表作として最も有名な天野喜孝氏と天野弓彦氏の展示販売店です。私もFFをプレイしたことがあるので天野喜孝の名前は聞いたことがあるし、もちろん作品も見たことがあります。X(旧Twitter)のプロモーションがたまたま目に入り、「おっ、こんなのあるのか~行ってみよかな~」くらいの気持ちで行くことにしました。その結果120万の作品を買わされそうになったのです。無料、なんて恐ろしい。

ファンタジーアート展とは?

そもそもファンタジーアート展とは、株式会社アールビンが運営する入場料無料の原画・版画展示販売会です。どうやらいろいろなアーティストの作品の展示会をしているようです。今展では天野喜孝氏と天野弓彦氏の作品を展示販売しているようです。全国各地で定期的に開催されているようで、11月から2月下旬まで開催するみたいですね。私は東京会場に行ってきました。その時のエピソードを感想をお伝えいたします。

<結論>作品自体は見られてよかった

結論からお伝えすると行って損は無いと思います、無料だし。作品数的には20点くらいで、ほとんどFF関連でした。天野喜孝氏はFF6以降の作品には参画されていなかったと思うのですが、FF10のティーダやFF8のスコールとリノアの作品などもありました。あとはFF2のフリオニールやFF6のパッケージにもなった作品がありました。私が行った会場で展示されている作品はほとんど版画で、値段は10万~120万くらいのレンジのものでした。また刷れる枚数にも限度があるようで、製作数みたいなものも書いてありました。

肝心の作品については、細かい部分まで書き込まれており、「これが世界の天野作品か」とか「これはFFのあの絵だ、あのキャラだ!」といったような感動ありました。実際に間近で見ることができた点はすごいよかったですね。FFの他にもNHKのアニメのやさいのようせいの絵もあって、「この作品も天野先生の絵なんだ」という発見もありました。

会場によって置く絵もちょこちょこ変わるようなので、何度か行ってみてもいいかもしれないですね。ただ、散々FFの作品の話をしましたが、2~3割くらいはFF関係なのでFF展だと思うとちょっと違うかもしれません。

ガンガン営業されてちょっとキツかった

まず、会場に入った瞬間からスタッフの方に話しかけられました。

男性スタッフ
男性スタッフ
こんにちは!展覧会は初めてでしょうか?
天野先生はやっぱりFFでご存じですか?
プラサム
プラサム
こんにちは!そうですね、FFで知りました!

という感じで会話が始まりました。正直いきなりでめんどくさいなと思ってました。無視するのも忍びないので、たわいもない話をしていったん解放されたのですが、その後も別のスタッフがちょこちょこ話しかけてくるようになりました。最初に対応しちゃったのがミスだったかななんて思いましたが時すでに遅し…。

聞かれた内容としては、

  • どの作品が一番好きか
  • FFは何が一番好きか
  • FFは何をプレイしたことがあるか
  • 一人暮らしか
  • 普段から絵に興味あるのか

といったことでした。結構せわしなかったですが、向こうも商売なので仕方ないかなという感じです。

そんなこんなでようやく最後の作品あたりに来たら待っているんですよね…スタッフの方が(笑)。
FFの強制イベントかと思いましたよ。

男性スタッフ
男性スタッフ
ありがとうございました!
作品がよりきれいに見える鑑賞方法があるのでぜひ見ませんか?
プラサム
プラサム
タハハ、まぁはい…。

教えていただいた鑑賞方法とは、絵に光を当ててその変化を楽しむというものでした。確かに見え方が変わってこれはこれで楽しかったです。欲しいとい程のものではなかったですが。
その後も適当に話していると、どうやら天野先生の担当のスタッフ(?)がいるとのことでその方と話すことに。担当スタッフってなんだよ。
その後もつらつらと話しているとそこまで無理やりな売りつけ方はされないのですが、なんとなく味方感をだされました。相手の気持ちに寄り添って営業する手法なのかもしれません。

男性スタッフ
男性スタッフ
分割だったら手数料含めて114万なのですが、月で考えたら約2万3千円です!これなら何とかなる感じしませんか!?
絵がある生活ってすごいいいと思いますよ!

こんな感じでお値段も併せていろいろと教えていただきましたが、特に響かなかったです。普通に高いし、絵よりも体験とかに使いたいなという気持ちでした。
その後、帰りたかったのですが話が終わらずだったので、待ちの状態でいたのですが男性スタッフがいったんバックネットに下がっていきました。帰ってくると

男性スタッフ
男性スタッフ
今、偉い人が来ていて40万でならお譲りできますとのことですがいかがですか?

と持ち掛けられました。120万が40万…、いったいこの絵に価値はあるのか、そもそも絵に価値をつけるのって買う側では?といろいろな思考がめぐりました。
その後もやり取りはありましたが、買わずに帰ると伝えました。スタッフのがっかり感が伝わってきました、なんかすみません。
結局、解放されて事なきを得ました。これ押しに弱い人は買っちゃう可能性があるので気を付けましょう。

原画集は正直あんまり

最初からあんまり買う気がなかったのに、長々と営業を受けてしまった点はわるかったなと思いグッズショップでほしいものあったら買おうと思い原画集を買いました。
正直これはちょっと割高でしたね。4900円くらいでした、天野先生がお好きだったら買ってもいいと思いますが、作品集としてもあんまり魅力的じゃなかったです。

後日、この原画集はValue Booksに売りました。

まとめ

けっこうFFには思い入れがあったので作品を実際に間近で見られたことはすごいよかったですし、お話を聞けたこともまぁよかったです。
ただ、そこまで期待していくと肩透かしを食らう可能性があるのと、営業されるのがちょっと面倒なのでそこに気を付ければいい経験になるのではないかなと思います。
2人以上で行くか、話しかけられてもあんまり話さなければあきらめてくれると思いますよ。
まだまだ開催日程ありますのでご興味ある方は気を付けつつ行ってみるといいと思います。ではまた!